2008年7月25日金曜日
『ヴァンパイア騎士』×『夏目友人帳』スペシャルイベント レポート
<出演者>
■『夏目友人帳』:神谷浩史、井上和彦、木村良平、菅沼久義、喜多修平、中孝介
■『ヴァンパイア騎士』:宮野真守、岸尾だいすけ、諏訪部順一、千葉進歩、ON/OFF
『ヴァンパイア騎士』と『夏目友人帳』――2008年にアニメ化されたこの2作品の合同イベントが、7月6日(日)、新宿文化センターにて開催されました。
まずは司会の案内で、キャスト陣が登場。『ヴァンパイア騎士』の主役・宮野さんの後に現れた岸尾さんは、なぜか欽ちゃん走り。続く千葉さんも走り気味で、諏訪部さんにいたってはスキップで現れる! このノリのよさに、思わずツッコミを入れる宮野さん。
続いて、『夏目友人帳』のキャスト、神谷さん、木村さん、菅沼さん、井上さんが登壇。こちらはマジメにキメるかと思いきや、井上さんは
「井上和彦役のニャンコ先生です」
と、最初からボケを飛ばしまくり……。
そんなノリノリの空気のなか、『夏目友人帳』のコーナーがスタート。「自分のキャラクターを紹介して」という質問に対し、西村悟役の木村さんは「女の子のことばっかり考えている普通の高校生です……ここにいていいのかな?」とネガティブな発言。そこをすかさず、同じクラスメート役の菅沼さんが「楽屋では『やってやるぜ』って感じだったのに……」とツッコみます。さすがクラスメート役同士、ナイスな連携を見せてくれました。
また井上さんは、「(ニャンコ先生は)本当の姿は人間じゃありません……何かヨウカイ?」と、“妖怪”に引っ掛けたオヤジギャグを……!
アフレコ現場でも、この井上さんのギャグは健在らしく、「和彦さんが、収録中にいろいろ面白いこと(アドリブ)をするんです」と神谷さんが暴露。すると井上さんは、「(言わないと)監督が許してくれない」と反論。「原作に書いてないことがあったら」(神谷)、それがアドリブらしいので、原作を読み返しつつアニメをチェックしてみてください!
会場では、第1話の放送に先駆け、第1話先行特別版が放送されました。ニャンコ先生がふすまにめりこむシーンでは、客席のあちこちから笑いが……。その反応を舞台裏から見ていたキャスト陣は、「皆さんがどんな顔してるか気になって、ずっと袖で見ていた」(神谷)、「随所で思うツボな反応がありました」(井上)と、嬉しそうに語ってくれました。
さらに司会者からは、ファンには嬉しい情報が続々発表されました。それは、メルマガ「夏目友人会」の配信と、秋には音泉でwebラジオが始まるという発表でした。両番組の音泉webラジオ決定を記念し、出演キャスト勢ぞろいで、『夏目友人帳』の放送開始日である七夕にまつわる企画が行われました。
その企画とは、前もって出演者が書いた匿名の短冊を読み上げ、誰が書いたか当てるというもの。
「頑張れることは頑張ります。そして頑張れないことも頑張りますん。人間だもの。ヒロシ」
と、匿名なのに名前を書いてしまった、ヒロシこと神谷浩史さん。「今日もよろしくお願いしますん」(神谷)と言うなど、「ますん」が気に入っている様子。もしかしてマイブーム!?
夏目陣の書いた短冊を紹介すると、木村さんは、「スマートに料理をしたい」(インスタントラーメンすら作れないほどの料理オンチだったから)。菅沼さんは「夏目友人帳がヒットしますように。あと、ガン○ムに乗りた~い!」と欲望丸出し(?)の短冊。
そして井上さんの短冊は、「マイクの前でお腹が鳴りませんように」とうもの。本番になると、なぜかお腹が減ってしまう井上さんは、休憩になるといつもおやつを食べているそう。しかも、柿ピーなどのおつまみ系ばかりなんだとか。
そんな裏話が披露された後は、『ヴァンパイア騎士』のコーナー、続いてライブコーナーへ。
『夏目友人帳』のオープニング曲『一斉の声』を喜多さんが、エンディング曲『夏夕空』を中さんが。そして『ヴァンパイア騎士』からはON/OFFの二人が、オープニング曲『ふたつの鼓動と赤い罪』を歌い上げてくれました。
どちらも透き通るような美しい曲調で、作品のイメージにぴったりとハマっています。本編のみならず、オープニング&エンディングにも注目です!
それぞれ異なる魅力を持った3組のアーティストの登場の後、イベントはいよいよエンディングへ。感想を聞かれた神谷さんは、
「一言一言丁寧に演じていきますので、最後までおつきあいください」
井上さんは、
「深夜帯の放送で、一見恐そうですが、大丈夫。うなされることのない、安らかにお休みになれる作品なので、宣伝してもらえると嬉しいです」
とコメントしてくれました。夏目ファンの皆さん、井上さんの言葉にならって、ぜひぜひアニメの面白さを、家族や友達に触れ回ってください!