2008年7月15日火曜日

おとのけの捧げもの〜神谷浩史さんレコーディングインタビュー


「夏目友人帳 音楽集 おとのけの捧げもの」にはなんと!
夏目貴志が歌うキャラクターソング「暖かい場所」が収録されています。

そこで! 夏目貴志を演じる神谷浩史さんにキャラクターソング収録後、
インタビューに答えていただきました!

Q1: 収録を終えての感想をお聞かせください。

曲自体がとても難しかったのでとても苦労しました。
そして今は、戦々恐々としています。こればっかりは出来、不出来がわからない
ですよね。と言うのもアニメーションとかドラマCDとかだったら、終わって感想
を聞かれたとき「精一杯頑張りました!ぜひ聞いてください」とか言えるんですけ
ど、今回のようなレコーディングに関しては門外漢なので、基本は自分の声ではあ
りますが、仕上がりがどうなるか想像もつかないというのが正直な感想です。


Q2: 「暖かい場所」を歌うにあたって意識したこと
や心構えをお聞かせください。また、プライベート等で歌を歌うときと比べてキャ
ラクターソングを歌う際に意識していることはありますか。

基本、夏目のキャラクターソングなので、それこそ、
本当に最初からそのキャラクターをイメージして、キャラクターで歌えればいいんで
すけど、残念ながら僕はそこまで器用ではないので、とりあえずメロディどおりに歌
うことが一番最初のハードルでした。結果、キャラクターに寄ってればいいかな、と。

もちろん曲自体も夏目貴志という人物や作品自体をイメージして作ってくださってい
るので、よっぽどのことがない限りはずれないんだろうけど…
よっぽどのことという点では、僕という不安要素がいちばん強いので(笑)
でも作曲者さんに、「しゃべるように歌うというイメージで」という風に仰っていた
だいて、変に歌を歌おうっていうんじゃなくって、肩の力を抜いてやればいいのかな、
と思えました。


プライベートと比べてと言っても、最近カラオケにも行っ
てないのでわからないですけど、全然違いますね。

当然、キャラクターソングとして存在している以上、そのキャラクターをイメージ
して作っていただいているので、基本、与えられたものを僕の中で消化して、消化
したものが音として出ればいいなと思っています。
なかなかその消化だったりとか、出る音だったりが難しいわけですが。




Q3: 「暖かい場所」と聞いて、神谷さんが思い浮か
べる場所はどこですか。何かエピソードがあれば、お聞かせください。

暖かい場所というか落ち着ける場所という意味で
は自宅ですね。特にリビングのソファです。全然広くもないし、汚い部屋なんです
けど、でもまあ、自分の居場所としてそこが落ち着けるという点では落ち着けますね。
あとは、この仕事をしていると自分の居場所ってなんとなくないような感じがして
いるんですよ。会社はありますけど、自分のデスクがあるわけではないし。

でも、養成所の「青二塾」にたまに行くと、「あぁ、僕はこっからスタートだったん
だよな」っていうのも思い出せるし、恩師の方々だったりお世話になった塾長は、
口では「何で来たの」って言いますけど、迎えてくれる暖かい場所なんだと思います。
最近は顔出す機会がめっきり減って申し訳ないなって気持ちでいっぱいなんですけど。
「ここからスタートして、ここに帰ってきても嫌がられないんだ」と思った時に、
ありがたいなと思いましたね。


Q4:HPを見ているファンの方や、CDを楽しみにしている
ファンの方に向けて一言お願いします。

今回歌わせていただいた曲は、曲調自体は本当に
優しいメロディで、素直に夏目友人帳の世界観として受け入れられる素晴らしい曲
になっていますので、そこに僕の声が加わることによってどういう影響があるのか
わかりませんけれども、素直な気持ちでやらせていただきました。

基本、アニメーションやコミックスだけで完結しているものなので、それ以上をこち
らから押し付けることは決してしない作品なのですが、もしかしたら、この曲で夏目
友人帳の世界観をイメージとしてちょっとだけ広げられたらいいな、と思っています。
これによって悪いイメージになったら困るんですけど(笑)このような気持ちで歌わ
せてもらいましたので、もしご興味があれば、聴いていただけたらな、と思います。




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